手描きパースは絵心がなくても描けます

阪本一史

2019年09月10日 23:05

「手描きパースは絵心がないと描けないのでしょうか?」という質問をよくいただきます。建築物やインテリアは、風景、動植物等、自然のものと比べると、比較的規則正しい形をしていますので、絵心よりも一定の法則に従って描くことで、どなたでも描けるようになります。透視図や遠近法、グラデーションや陰影のつけかたに一定の法則があり、それらを学ぶことで、必ず、ある程度のレベルまで上達します。
CAD全盛の現代で、手描きでのプレゼンをすると他社と差別化が図れるのに、絵心がないからという理由で手描きを敬遠してしまうのは、もったいない話です。私は専門学校で15年間パースを教えてきたのですが、絵に自信のない生徒のほうが素直に描き方の法則に従ってもらえるので、上達が早かったことが多々ありました。
手描きパースのインストラクターの少なさや、CADの普及、手描きの習得を敬遠している人が多いこともあり、今後、手描きができる人がすごく増えるということはないと思えます。CADができる上に手描きもできるようになると、鬼に金棒、希少価値になっていくでしょう。営業の幅も広がります。
下の絵は、立方体をパースで描いたものです。水平な線は、目の高さ上のどちらかの消点に向かっています(透視図の法則)。数字は明るさの順番です(陰影の法則)。こんな感じで法則を覚えると描けるようになります。


数字は明るさの順番です




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